宿曜占星術は、正確には
「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
（もんじゅしりぼさつしょせんしょせつきっきょうじじつぜんあくしゅくようきょう）
といいます。
しかし、あまりにも長い名前なので、後ろの３文字をとって「宿曜経」と呼ぶのが一般的です。
その発祥は紀元前のインドにまでさかのぼります。
正確な時期は定かではありませんが、約3000年ほど前に、知恵の菩薩として知られる文殊菩薩が
28宿を基に暦を作り「宿曜経」に表したとされています。
宿曜占星術 占い 相性を２７宿で占う
宿曜占星術、この占いはとても良く当たります。宿曜占星術は時代の権力者によって封印されたとの説は有名な定説となっています。この封印をした権力者こそ徳川家康で間違いないと言われています。
他にも織田信長や豊臣秀吉などが、宿曜占星術を使ってその時代に合わせた行動を取り、運勢を占っていたと言います。
実は、宿曜占星術は相性に関しては本当によく当たる占いだと言われています。占い師の主観に左右されることなく、まずは自分の宿を認め、そして相手の宿を知るのです。
宿曜占星術には、「２７の宿」があります。
【昴宿（ぼうしゅく）】
昴宿生まれの方は、話し方や態度が優雅でとても魅力的な人です。自分では気づいていないかもしれませんが、言葉による表現力にとても優れています。
しかし、表面的なイメージとは裏腹に自分の意志は断固貫くアグレッシブな面を持ち合わせています。また、自分の存在を主張したいという意識がとても強く、知的向学心ある素晴らしい頭脳の持ち主です。
芸術的センスがあって、さらには美しいものが大好きなので、美的で快適な環境造りの才は抜群です。
ただし、その反面、官能に溺れやすい傾向があります。
【畢宿 (ひっしゅく) 】
畢宿生まれの方は、おっとりとした穏やかさと、ゆったりした温かさを感じさせる、大和撫子のようなイメージを持っています。決して高貴ではないのですが、庶民的な飾らない美しさを備えているのがとても魅力です。
周りから見かけは穏やかで聡明に見えますが、内面は意志剛健でとても頑固です。軽はずみな言動はせずに、どんなことにもとても慎重で、とても誠実な人です。ですから、周囲から厚い信頼を得ていることでしょう。
マイペースで人一倍執着心と所有欲が強いため、自己中心的と思われる傾向があります。しかし、本来自分の世界をしっかり持っているので、他人の意見はあまり気にしません。
素直に他人の意見に耳を貸すことも時には大切です。
宿曜占星術で占う相性とは？
宿曜占星術を使って占う相性占いは、「三九の秘法」と言うものを使用して行います。
「自分の宿（本命宿）と他の宿とは、お互いにどのような関係であるのであろうか？」
と言う対人関係の相性を導き出すものです。これは、宿曜占星術の大きな特徴となっています。
その相性別の分類としては、１１種に分けられます。
「命・業・胎」、「栄・衰・安・危・成・壊・友・親」
さらに「命」以外は、他の組み合わせに分けられます。
「業・胎」、「栄・親」、「友・衰」、「安・壊」、「成・危」
上記の組み合わせで言いますと、「安・壊」の関係の場合ですと、自分にとってあなたにとって「安（定）」だった相手に、何かのきっかけで突然「（破）壊」されてしまったり、「（破）壊」の相手からいつの間にか「安（定）」を得ていたりという現象が頻繁にみられることでしょう。
それぞれの宿曜占星術の相性関係には”相性の相互作用”が実は生まれやすいのです。
