四柱推命

四柱推命それぞれ10種類の星の特徴。「印綬星」の性格、恋愛、相性、特徴とは?

四柱推命には、それぞれ10種類の運命の星があります。その1つの星である「印綬星」。

印綬星は、日干(自分)を生じる親星であり、自分自身が労せずして自然に力を与えてくれる星であることから吉星となり、知恵、才能、学問、学業、芸術、名誉を表す星となります。

家族関係で見ると母親を意味します。単に親と見ることもあります。印綬星は、特に正財星を嫌います。命式中に正財星が多いと、早い時期に母親と離れるようなことがあります。

知識の星である印綬星は、納得がいくまで一つのことに集中して知識を得るという意味を持ちます。しかし、印綬星が太過(三つ以上ある)すると、ムラッ気が出て粘り強さに欠けてしまいます。そのため一つのことに集中できずにあれもこれもと手出しをする傾向となります。また、子供縁が薄くなってしまい子供に恵まれにくくなりがちです。

印綬星は、官星があれば名誉とともに確固たる地位を得られます。しかし。官殺混雑(正官星と偏官星が命式中に両方あること)していると、運気は不安定となり、地位を得るのにかなりの努力が必要となります。また、吉星である印綬星は沖や刑されていると吉星の福力が発揮されません。

そんな四柱推命の星の1つである印綬星の運命、仕事運や恋愛運などというのをこれから見ていきましょう。

年柱に印綬星

とても良い家柄で、地味でも格式のある家に生まれることが多いです。印綬星が他柱にもあると、親とは疎遠になりがちになってしまいます。また、正財星とともにある場合は、長子であっても祖業を継がないことが多く、継いだとしてもいずれは家から出ることになりがちです。

月柱天干に印綬星

頭が良く、芸術や技術に優れたものを持つ人が多いのが特徴です。しかし、自信過剰になりやすいところがあります。わがままになって、何事も思い通りにしようとすると足元をすくわれることがありますので、注意が必要です。

日柱蔵干に印綬星

配偶者の座である日柱蔵干に印綬星があると、理知的で冷静ですが、少々わがままなところがある配偶者と縁があります。しかし、身弱の場合は、配偶者に助けられることが多く、幸せや福の神的存在となります。

時柱に印綬星

空亡や沖・刑されず、正財星がともにない場合は、非常に子供に考養を尽くされて晩年は安泰でしょう。特に、身弱の命式には有り難い星となります。

元命(月柱蔵干)が印綬星

聡明で、情に流されず、沈着冷静に行動するタイプです。物静かな性格をしていますが、自己中心的でわがままなところがあり、周囲に冷たい印象を与えてしまうことがあります。また、正官星があれば、早い時期に成功のきっかけを掴みます。

伝統や古典を重んじるタイプで、研究熱心で勉強家のため、財星がなければ研究や学問の分野で頭角を現す人が多くみられることでしょう。

印綬星の仕事運

印綬星は学問、知恵、創造を表す星ですので、精神的価値のある職種や知的職業に就くと適性が発揮されます。

文学、学術、教育、芸術方面にとても向いており、学者、作家などが適職となります。印綬星が華蓋(かがい)とともにある場合は、芸術家に適しています。また、印綬星が文昌貴神(ぶんしょうきじん)、華蓋とともにある場合は、文学、学問の世界に進むと発展する暗示があります。

印綬星の金銭運

金銭には恵まれて育つことが多いです。比較的、金銭の苦労が少なく安定しているといえますが、沖や刑、破や害されていると、必ずしも恵まれるとは限りません。他の運命星との関係によっても違いがあります。

無計画に散財することはとても少なく、締まり屋ですが、お金を生かして使うことが下手な人が多く見られます。

元命と月柱天干運命星との組み合わせによる暗示「印綬星」編

【比肩星とともにある場合】

〈性格面〉

自立心がとても旺盛な頑張り屋さんです。気難しいところがありますが、かなりの強運の持ち主です。一家を支えるような気概を持ち、兄弟姉妹の面倒を見ることもありますが、融通性に乏しいところが玉に傷といえるでしょう。

〈仕事面〉

融通性に乏しい方ですので、組織に属する方が無難ですが、学者、教師、技師などの職種であれば適性がとても発揮されるでしょう。

〈金銭面〉

比較的安定した金運の持ち主です。ですが、兄弟や身内への出費が多い傾向があります。

劫財星とともにある場合】

〈性格面〉

表面的にはソフトで柔和な印象を受けますが、中々の野心家であることが多く、自己中心的なところがあります。相手によって態度を変えるようなところは、注意しないと対人面に難を生じてしまいます。そのために足を引っ張られる要因ともなります。

〈仕事面〉

学術、芸術に関連した職業や、教師などの物事を教えるような仕事に就くとよいでしょう。

〈金銭面〉

収入があっても支出も多く、交際費などの出費が少なくありません。蓄財を心がければ安定します。

食神星とともにある場合】

〈性格面〉

何事も思い通りにする才能があります。とてもパワーを持っています。それだけにわがままになりやすくなってしまい、プライドも高いタイプが多い傾向があります。しかし偏印星が他柱になければ、社会的には信用され、発展できることでしょう。

〈仕事面〉

どんな職種でも、偏印星が他柱になければ周囲の信用を得て発達します。サラリーマンは、上役の引き立てを受けて、地位を得ることが出来るでしょう。

〈金銭面〉

とても恵まれており、苦労することがあっても、仕事運の上昇に伴い安定します。

傷官星とともにある場合】

〈性格面〉

繊細で、良く気のつくタイプですが、自己中心的でわがままな一面を備えています。ロマンチックな夢想家でもあり、人をひきつける魅力にあふれていますが、中々、夢のとおりとはいかず、苦労をする傾向があります。

〈仕事面〉

組織の中では、人と争うことが多くなりがちです。技術や芸術系など職人的な仕事がとても向いています。

〈金銭面〉

あまりよいとは言えず、苦労が多くなる傾向があります。特に金銭貸借などはトラブルのもととなりますので、慎重に行動をしましょう。一番は、金銭の貸し借りはしないのが良いでしょう。

偏財星とともにある場合】

〈性格面〉

魅力的なタイプで人気もあります。そして信用もありますが、衝動的な面を持っており、異性関係のトラブルには十分な注意が必要です。

〈仕事面〉

芸術や学術に関連した製造販売業や教育関係の仕事を選ぶと、順調な発展が期待できます。

〈金銭面〉

金運に恵まれ、困ることはとても少ないのですが、流動性のある金運で、手元にはお金があまり残らない傾向があります。少しづつでもいいので貯蓄をした方が良いでしょう。

正財星とともにある場合】

〈性格面〉

取り越し苦労の多いタイプで、細かいことを気にしすぎる傾向があります。男性の場合は、妻と母との仲が悪い暗示があり、家庭内のトラブルに悩まされそうです。また、沖や刑されていると意志が弱くなり、粘り強さに欠ける面が出てきます。

〈仕事面〉

事業を起こすと失敗の憂き目にあい、中々思うようにはなりません。サラリーマンであれば、技術を生かす職種を選ぶと良いでしょう。

〈金銭面〉

あまり恵まれているとは言えず、苦労の多い金運となってしまいます。思わぬ散財に備えて、蓄財を心がける必要があります。

偏官星とともにある場合】

〈性格面〉

頭の回転がとても速く、知力、行動力、決断力に富むタイプです。福力が厚く、非常に恵まれた運気を持っています。特に他柱に正官星や偏官星がなければ、地位や権力にも恵まれます。

〈仕事面〉

政治家、実業家、教育関係などで非常に発展する暗示があります。また、サラリーマンでも順調に発達します。

〈金銭面〉

社会的地位の上昇にともない、財にも恵まれてきます。そのため豊で安定した生活が得られるでしょう。

とともにある場合】

〈性格面〉

頭脳明晰で、誠実で温和な人柄です。他柱に偏官星や正官星がなければ、福力が厚く、恵まれた運気を持ち、地位や名誉に恵まれることでしょう。

〈仕事面〉

大組織に属するのが良く、特に官公庁勤務ではかなり発展する暗示があります。サラリーマンでも上役の引き立てがあり、高い地位が得られることでしょう。

〈金銭面〉

金運に恵まれた生まれです。趣味やサイドビジネスが利益に結びつくことがあり、他柱に官殺混雑がなければ安泰です。

偏印星とともにある場合】

〈性格面〉

気がとても強く、一つのことに専念することが苦手で、何事も中途半端に終る傾向があります。辛抱強さを養わなければ、障害が多い人生となりがちです。

〈仕事面〉

本業以外に副業を持つことがあります。沖や刑されていると失敗しやすくなりますので、副業を持つ場合は慎重さが必要です。

〈金銭面〉

収入があっても欲を出して失敗することがあります。そのために散財が多くなりがちです。特に、サイドビジネスなどで損をすることがありますので、注意が必要です。

印綬星とともにある場合】

〈性格面〉

外見を気にするタイプで、少々エゴイストなところがあります。女性は、子供縁が薄い暗示があります。他柱に印綬星がある場合は、夫にも苦労しそうです。

〈仕事面〉

個人でできる職業、自由業や自営業が向いています。文学、芸術、学術、スポーツ方面に適しています。また、実力を過信しすぎての失敗には注意しましょう。

〈金銭面〉

名誉が得られても金運はいまひとつというところがあります。外見ほどに財には恵まれていない傾向があります。

恋愛・配偶者運「印綬星」編

理性的で、社会的な体面を気にするところがあります。ですので、浮ついた恋愛や派手な交際をとても嫌います。我を忘れるほど情熱的な恋に落ちることは少ないようです。

男性は、クールな性質のために女性問題で失敗することはあまりありません。ですが、劫財星とともにある場合は、妻子を剋し、傷つけがちとなりますのでかなりの注意が必要です。

女性は、良妻賢母型が多いのですが、印綬星とともにあると夫に苦労する傾向があります。

印綬星である自分にとってどのようなタイプの配偶者に縁があるのかというのは、日柱蔵干の運命星で判断します。また、日柱の十二支と月柱の十二支の沖や刑、支合も配偶者運を見る上でとても重要なポイントとなります。

日柱と月柱が沖や刑(沖の方が暗示が強い)であれば、夫婦の絆がもろく、何かの折には簡単に絆が切れてしまうことがあることでしょう。日柱と月柱が支合であれば、夫婦の絆がとても強く、例えば仮に別れたいと思っていても、なかなか絆が切れずに別れられないことが多いようです。

それでは、それぞれの星との恋愛、結婚した後の印綬星の配偶者運の相性を見ていきましょう。

【日柱蔵干が比肩星の場合】

とても頑固で融通のきかない面がある相手で、あなたがわがままを言ったりすると、ぶつかり合ってしまいます。そのため仲直りをするのに時間がかかってしまいます。

【日柱蔵干が劫財星の場合】

外交的な相手で、内面が悪く外面の良いタイプの配偶者と縁があります。あなたの忍耐力がかなりためされる相手となることでしょう。

【日柱蔵干が食神星の場合】

のんびりタイプの相手と縁がありますが、あまりに相手に要求することが多くなると、破綻してしまうこともありますので注意が必要になってくるでしょう。

【日柱蔵干が傷官星の場合】

非常にデリケートで、感性が豊かな配偶者と縁があります。あなた自身のコントロール次第で夫婦仲は円満になるでしょう。

【日柱蔵干が偏財星の場合】

金遣いのかなり荒い相手です。何かと押し付けがましい相手への対応に疲れ気味となってしまい、夫婦仲は良いとは言えないでしょう。

【日柱蔵干が正財星の場合】

とても真面目でき几帳面な相手ですが、あなたとは歯車が合いません。そのために夫婦間のトラブルが多くなりがちになるでしょう。

【日柱蔵干が偏官星の場合】

少々乱雑で、気の荒い面のある配偶者と縁があります。ですが、あなた自身のコントロール次第で夫婦仲は円満になるでしょう。

【日柱蔵干が正官星の場合】

女性はとても良い夫に恵まれます。男性は、内助の功のある妻と縁があります。

【日柱蔵干が偏印星の場合】

相手が何を考えているのかわからないために夫婦間の距離が出来てしまいます。そのようにならないための努力が必要になってくることでしょう。

【日柱蔵干が印綬星の場合】

かなりの似た者同士の夫婦となります。他にも印綬星があると、子供運に恵まれない傾向となります。





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