中国で陰陽五行説を元にして生まれた占い方法の四柱推命ですが、十二運星や運命星など様々な角度から人の運勢を占うことが出来ます。
そして、十二運星や運命星、例えば十二運星の沐浴と運命星の偏財星とが合わさったときなどその状況においての運勢を見ることが出来るのが四柱推命の大きな特徴なのではないでしょうか。
そんな四柱推命の占い項目の1つ「大運」があります。この大運が変わるとき人生が大きく変わるときだと言われています。さらに30年毎の人生の周期を見ることができるとも言われています。
それでは四柱推命、大運の求めかたや見方、それぞれの十二運星や運命星との関係を見ていきましょう。
目次
大運の求め方。行運とは?
大運のことを語る上で重要なのが「行運(こううん)」です。まずは、行運とは何かということを説明します。
先天的な運勢を表すのが命式であるのに対して、行運は先天的な運命の暗示が十分に生かされるか否かを表します。特に大運は後天的な運勢の栄枯盛衰を表しています。
たとえ命式によい暗示を持っていたとしても、その星が十分に生かせる行運でなければなりません。そうでなければ良い時期とは言えないのです。反対に、悪い暗示を持っていても、その星を抑える行運が巡ってくれば、その人にとっても活躍ができるとても良い時期となるわけです。
この様な理由から命式は先天的な運勢を表しています。対して行運(特に大運)は、後天的な運勢を表すと言われています。
行運には、10年ごとに運気が変化する大運と、1年ごとに巡ってくる年運とがあります。
大運の求め方・順行運と逆行運
大運には「順行運」と「逆行運」の2つがあります。
年柱の天干の陰・陽と、男性(男命)の場合、女性(女命)の場合によって異なってきます。
順行運
男性の場合、年柱の天干が陽干年の生まれ
女性の場合、年柱の天干が陰干年の生まれ
逆行運
男性の場合、年柱の天干が陰干年の生まれ
女性の場合、年柱の天干が陽干年の生まれ
年柱 | 男命 | 女命 |
陽干(甲、丙、戊、庚、壬) | 順行運 | 逆行運 |
陰干(乙、丁、己、辛、癸) | 逆行運 | 順行運 |
順行運か逆行運かがわかったなら、大運の基点となる立運(りつうん)を求めていきます。
大運の基点となる立運の求め方
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