九星気学の星の1つである一白水星にも、備わった運勢と言うものがあります。
その人それぞれに備わった性格や運命には「先天的」なものと誕生してから環境などによって培われていく「後天的」なものがあります。例えば、同年、同日生まれの人であっても一概にこうだと決め付けられるようなわけにはいきません。
しかし何と言っても、先天的なものと言えばあくまでもその人の自身の「骨子」であり「根幹」をなすものです。まずはこれを知っておかないと気学の運用が自由自在と言うわけにはいかないのです。
ですので、これからお伝えする「性格」や「運命」は、あくまでも「先天的」なものとして率直に覚えていくのが良いのです。
一白水星にも先天的な性格や運命があります。冷たい性格などと言われている一白水星ですが、果たしてそうなのでしょうか?
それでは、一白水星の先天的な性格や運命について見ていきましょう。
九星気学 「本命」一白水星の人の性格とは。冷たいのか?
この星の生まれの人は、表面きわめて柔和です。人とよく親しみ和むという美点をもっているのが特徴です。そして比較的素朴で童心なところがあります。純真一途な性質ですから、他人からも親愛されます。
また、物事を創始していこうとする意欲を常にもち、企画性や創造力に富むばかりではなく、記憶力もそして根気の強さも抜群のものをもっています。さらに、どんな環境にもとてもよく適合し、苦労も苦とせずに乗り切ってしまうという芯の強い特性をもっています。
しかし、研究心旺盛なところはとてもよいとしても、思索・思案的傾向が強く、自分の主義主張を堅持しすぎるきらいがあり、他人の忠告や意見には容易に従わないところもあります。そのため柔和な反面に強情とみられるところもあります。特に上長や目上に対する批判や反発心は強烈で、たまたま自分の意に適った上司にめぐり合った場合は忠実であり、その業務の定着を見ることができますが、大体は職業や住居に変動の多い傾向となってしまいます。
また、この一白水星としての生まれの特徴としては、万事に凝性で心中常に気ぜわしく、しかも秘密的でありますから、ひとり没頭してしまうことも多くあり、精神的には孤独の傾向であると言えるでしょう。
ですので、決してその性格が冷たいということはありません。強情な部分や反発心から冷たいと見えるのであって、一白水星の性格そのものは冷たくないので安心してください。
九星気学 「本命」一白水星の人の運命
この星の生まれの人は、親との縁に薄いとか、あるいは幼少期から家庭的に恵まれていないとかで、初年期から心労・困難が多い傾向があります。
好運期は「中年期」でありますが、数え年、43歳から46歳を最好機とします。他にも数え年で32歳から37歳にかけて好運の機会があります。
また、52歳から55歳にかけても幸運期が訪れてきます。したがって初年・晩年期はあまり恵まれないという傾向がありますから、55歳以後はそれまでに蓄積した余勢で無事に暮らすという心がけを若い時から計画をしていくことが大切と言えるでしょう。
特に一生を通じて一攫千金とか、棚からぼた餅的な財運はありません。収入の面ではとかく困難や苦しみが伴いやすくなってしまうと言うのが、この一白水星の特徴です。
また、中年期に相当大きな財をなす人と、貧乏に明け暮れる人の差異があるのは、何といっても貯蓄心の有無に原因があります。他にも酒色のために浪費するか如何かにあるようです。
この一白水星の人の金運は水の流れにとても似て、入ってきても出ていってしまうという具合です。それでいて途切れることもありません。つぎつぎに流れ込んできますから、つい無駄な浪費を重ねてしまい後で苦しむということが多くなってしまいます。
特に中年期における異性関係の深入りは、運命阻止の後遺症となるばかりではありません。信用を失って出世のさまたげになることが多いので注意しなければいけません。
一白水星の方位 象意 象徴とは
一白水星の正位は、正北方三十度間とし、十干では「壬・癸」、十二支では「子」にあたります。易象は水に相当します。
時刻は午前十一時から午前一時までの一刻(子の刻)とし、季節では十二月上旬の「大雪」から一月上旬の「小寒」に至る一ヶ月間で、陰気の極まる「冬至」を経ることと、水の低きに流れるという意から「最低」を意味しています。部下、目下、大衆、下層下級とします。
そして土地は低地、物品では下級品としますが、「冬至」は陰の極であると同時に陽気が兆し、夜の太陽は子の刻、正北方の陰極に降れば、それから東北に向かって昇り始めるので、陰中に陽を含むとし、物価は底を突いて再び上昇に転ずる象となります。
これは「水」の性情にもいえることなのですが、緩急こもごもに流れる流動性と、河海に流れ込んだ水が上昇して雲となる、そんな天に昇るその本性の顕現ともみられるわけです。
また、水の浸透性とか溶解性、または冷却性なども考えなくてはならないわけで、たとえば、吉方の利用によって水利による幸恵を得ることもあれば、凶方を冒して水難の厄災を受けることもあるなどとも解さなくてはなりません。
なお、恋愛や縁談には、時に冷却性の活用も考えられます。警戒を要するという判断も生まれるわけですが、流れるまままかせてしまった浮気心ということも考えなければならなくなってしまうでしょう。
しかし、一白水星生まれの人は、物事にあまりこだわりません。いわゆる「淡々水の如き性格」と清濁併せ呑んで浄化する「はたらき」をもっているところからも、水商売に適した人が多いのが特徴で、この方面で大成功をした人が少なくありませんが、こうした成功者の多くは運命学を信奉し、賢明にこれを活用している人が多いです。
ところで、水の浸透性ですが、これが強く作用してしまいますと、いったん深く思い込んだことは容易にあきらめがつかず、失恋の痛傷は洗っても洗っても落ちない心のシミとなってしまうこともあります。そのためいつまでも思い出して心を傷めることにもなりますし、また、溶解性が強すぎますと梵鐘にかくれた安珍を、蛇体となって抱き溶かした清姫の執念にも似た例となってしまいます。
しかし、穏忍持久力の強いことと感化力に富んでいることは一白水星の人のもつ美点ともいえますので自身を持ってください。
ただし、その一面には愛欲に溺れ、情に掉さして流れるといった危険性もたぶんに持っています。酒色に溺れるといった弱点も持っていますので注意が必要です。
したがって、この一白水星の方位を凶方として使用するときは、狂乱怒濤にもてあそばれるという恐れが生じたりしてしまいます。
一白水星は、何しろ陰の極ではあります。「暗礁」の意もあれば「秘密」の意も蔵しています。秘めごとに煩わされて、暗い生活をやむなくされるきらいもあります。一方にはまた思いがけない秘宝を掴むこともあるでしょう。誰も知らぬ秘財を積み重ねるとか、そのような意外性も多く持っています。
また、終末とか行き詰まりの意もあります。ですが、陰極まって陽に転ずるのが性情ですから、転換の端緒を上手に見出して変化の発見をする才能に恵まれている人がとても多くいます。この意からは、常に希望を孕むとか子宝を孕むなどの意も生じています。陰から陽への連結・仲介などの意にも解します。
易象を中男とみるところから婿養子とみたり、一陽が二陰に陥る象からは、二女の中から一人を選ぶのに困惑をしてしまったり、三角関係に悩むなどとも解します。人体にとれば耳であり、また血液とし、膏とし、性器とし、泌尿器とし、五臓では腎臓とします。色は本来黒色としますが、場合によっては無色とし、また雪や霰とすれば白であり、血液ととる時は赤色とみます。
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一白水星の人の吉方位
それぞれの九星には方位があります。
その方位によって運勢が決まってくるようです。
それでは、一白水星の方位を見ていきましょう。
「東の方位の一白」
一白が東方に回座した場合は、五黄が西に回座しますので、暗剣殺になります。そのため誰もがこの方位を用いるべきではありません。しいて冒してしまいますと、破壊現象が作動してしまいます。その結果、隠していた秘密があばかれてしまうとか、部下や交友関係の方達との離反、商売上の破綻、または盗難などに遭う可能性がとても高いです。他にも失恋、家庭の不和などを引き起こしてしまったりします。病気や交通事故で肉体的にも苦痛をなめてしまうような凶事に見舞われてしまう可能性が高いです。
「東南の方位の一白」
一白が東南に回座した場合は、四録・六白・七赤の人には吉方となりますが、三碧は相生でも「本命的殺」の凶方に当たります。この方位を吉方とする人が用いますと、良縁に恵まれるとか、信用が高まって商談がとても有利に進行したりします。無から有を生ずるという意もありますので、原稿が売れてしまうとか、著書がベストセラーになるというようなこともあるようです。そのような思いがけぬ大金を掴むチャンスもあるようです。しかし、凶方となっている人がこれを冒してしまえば、遊蕩に大金を浪費した挙句、悪質の性病に感染してしまい苦しんでしまったり、ひどい目にあってしまったりしてしまいます。
「南の方位の一白」
一白が南方に回座したときは、「定位対沖」でだれしもが凶方位となってしまいます。ですから、慎んで冒さざる心構えが肝要になってきます。無理に冒せば燃え盛っている火に水を注ぐ意となってしまい、親しい人と離反してしまったり、離婚問題が起こってしまったりしてしまいます。あるいは手形や証書、印鑑の間違いが起こってしまったり、心臓疾患や眼疾に悩まされてしまったりなど、火難に遭ったりする恐れがありますので十分に注意してください。
「南西の方位の一白」
一白が南西に回座したときには、三碧・四録・六白・七赤が相生の星となりますが、七赤だけは「本命的殺」で凶方に当たってしまいます。ところで、この方位を吉方として、独立・開業・拡張などに用いますと、物・心ともに充実を見て、発展・繁栄の一途をたどることになるでしょう。そして、健康にも恵まれます。しかし、凶方に当たる人が用いますと、物事の運びに支障が生じてしまい、欠損が多くなってしまったり、怪我や病気で苦しむことになったりしてしまいます。
「西の方位の一白」
一白が西方に回座しますと、三碧・四録・七赤の人には吉方となりますが、六白は相生の星でも「本命的殺」で吉方として用いることができません。この方位を吉方として用いてしまいますと、まず何よりも金運に恵まれ、恋愛運も好調になります。そのため一見、順調に見えるのですが、凶方に当たる人がしいてこれを冒してしまいますと、色情問題のもつれから巨額の金を失ってしまうとか、ギャンブルの深い闇に引きずり込まれてしまったり、怪我をしてしまったり、取り返しのつかない家庭の悲劇を醸したりしてしまいます。また、呼吸器系や消化器系の疾患で苦しんでしまったりする恐れがありますので、十分注意をして下さい。
「西北の方位の一白」
一白が西北に回座しますと、三碧・四録・六白・七赤の人の吉方に当たります。この吉方を用いますと、政界や財界にとても有力なコネクションがついたり、援助をしてもらうことができたりします。そのため前途が有望になるとか、サラリーマンなどは上司に気に入られて昇進や栄転のチャンスに恵まれたりと幸運を得ることができます。しかし、凶方として冒した場合は、とくに私的よりも公事に障害が横たわります。何事も思惑外れになるだけではなく、失敗や失脚の悲運を招いてしまうこともあります。他にも交通事故に遭ってしまうとか、呼吸器系などの疾患で苦しんでしまうようになってしまったりもしてしまいます。
「北の方位の一白」
一白が北に回座しますと、三碧・四録・六白・七赤の人の吉方となります。吉方に当たる人がこの方位を用いますと、思索や思考力が発達します。発達した影響から学問や研究、執筆活動などが思うようにはかどっていきます。また、いままで下積みで苦労の多かったような人は、ふとしたきっかけで力ある人に見出され、これがきっかけで人気が出たりもします。そしてその影響から地位が上がったり、成功の機会に恵まれたりします。しかし、凶方ともなってしまえば、反対に人の術策に踊らされてしまい損をしてしまうこともあります。金運に見放されて貧乏になってしまうとか、あるいは仕事や住居に定着性を失ってしまって流浪するようになってしまったりします。この方位を冒した場合は、とくに病難に注意が必要になってきます。
「東北の方位の一白」
一白が東北に回座しますと、三碧・六白・七赤の人には吉方となります。四録は相生でも本命的殺で凶方に当たってしまいます。吉方に当たる人がこの方位を活用しますと、組織替えや転業などがとても上手くいきます。頼りになる後継者を得ることができたり、安心した相続の喜びを得ることもできます。しかし、凶方として冒しますと、土地や家を失ってしまったり、親族問題や家庭内にトラブルが続出してしまったりしてしまいます。普段の何気ない日常で怪我をしてしまったり、脊髄や足腰、関節の病気や胃腸の病気になどに苦しんでしまったりしますので、注意が必要になってきます。
一白水星と他の九星の相性
それぞれの九星にも相性の良い星もあれば、当然ですが相性の悪い星もあります。
九星気学において星どおしの相性が良いとされることを、相生(そうしょう)と呼びます。
そして相生の関係には、生気(せいき)と退気(たいき)という2種類があります。
生気の関係というのは、あなた自身が相手から良い影響を受けることをいいます。あなた自身にとって最高に相性の良い関係ということになります。
一白水星と相性に良い生気の関係の九星は、六白金星と七赤金星です。
逆に退気の関係というのは、あなた自身が犠牲になって相手に良い影響を与えることをいいます。この退気の関係の場合は、相手にとってあなた自身が最高の相手、最高に相性が良い関係ということになります。
一白水星のあなたが相手に良い影響を与える退気の関係は、三碧木星と七赤金星です。
そして逆に一白水星にとって相性の悪い九星は、二黒土星、五黄土星、八白土星、九紫火星の4つになります。
九星気学において星どおしの相性が悪いとされることを、相剋(そうこく)と呼びます。
そして相克の関係にも、殺気(さっき)と死気(しき)という2種類があります。
殺気の関係というのは、あなた自身が相手から悪い影響を受けることをいいます。あなた自身にとって、もっとも相性の悪い相手になるということです。
一白水星と相性の悪い殺気の関係の九星は、二黒土星と五黄土星と八白土星です。
逆に死気の関係というのは、あなた自身が相手に悪い影響を与えることをいいます。この死気の関係の場合は、相手があなたからの影響によって苦しんで、物事が上手くいかなくなってしまうことでしょう。
一白水星のあなたが相手に悪い影響を与える死気の関係は、九紫火星です。
それでは、もう少し詳しく一白水星とそれぞれの九星同士の相性を見ていきましょう。
「一白水星と二黒土星の相性」
一白水星と二黒土星の相性は、とても良くありません。九星気学では、相剋である殺気の関係になります。その文字のごとく、二黒土星の土の要素が、一白水星の水の勢いを止めてしまう関係になります。二黒土星は一白水星の良い部分を奪いさって行ってしまいます。
とても社交的な一白水星とは反対に、二黒土星は社交的ではなく人間関係も不器用です。性格もまったく逆のものを持っています。一白水星は、話上手で世の中を上手く渡っていきますが、二黒土星は話も上手くなく、嘘が嫌いな真面目で裏表のない性格をしています。本当に真逆の性格をしているので、やはり相性は良くありません。
しかし、お互いに真逆な性格をしているせいか、その部分に惹かれあうこともあるでしょう。
恋愛や結婚などでも、まったく相性が良いとは言えません。ですので、お互いに良い距離感を保ちながら付き合っていくといいでしょう。恋愛や結婚などでは、お互いのことを理解しながらあまり干渉しないのが上手く関係性を保つ秘訣になります。
「一白水星と三碧木星の相性」
一白水星と三碧木星の相性は、とても良好な関係を築けていけます。ベストパートナーといっても良い位、九星気学では相生である退気の関係になります。
一白水星には「水」という字があります。三碧木星には「木」という字があるように、水が木をがすくすくと育てる関係になります。そのため、三碧木星の人にとっては、一白水星の人は恩恵を与えてくれる存在ということになります。
お互いの長所を活かせる良い関係といえますので、初対面でもすぐに意気投合をしてしまうこともたくさんあります。性格も、ともに明るく、そして穏やかな性格をしているため何かと相性が良い関係性を築くことができます。
恋愛にしろ結婚にしろ、はたまた友達や職場の仲間としても抜群の相性を発揮します。性格的に積極的な三碧木星に、上手く柔軟に対応できる一白水星が合わせる関係になることが多いでしょう。その関係性を保てるのであれば、ベストパートナーとして過ごしていくことができます。お互いに思いやる気持ちを持っていて、そしてお互いが足りない部分を補おうとしていく素晴らしい相性です。
そのため結婚しても永く続く可能性が高いです。友達や職場の同僚としても、仲良く過ごせる間柄となるでしょう。
「一白水星と四緑木星の相性」
一白水星と四緑木星の相性は、とても良好な関係です。まさにベストな関係といえます。また九星気学では、相生である退気の関係になります。
一白水星には「水」という字があります。四緑木星には「木」という字があります。この二つの関係性も水と木というとても相性の良い関係になります。水の栄養で木が大きくすくすく育っていく、その様な関係性になります。そのことから一白水星の存在が、四緑木星の成長には欠かせない存在といえることになります。
お互いとても社交的で明るく、出会った瞬間に意気投合するくらいの良い関係です。友達として、または職場の仲間として、意気投合し和気あいあいと楽しい時間が過ごせる関係です。
恋愛や結婚でも、一白水星と四緑木星の相性は抜群で、まさに好相性といえるくらいに相性が良いです。二人とも穏やかで楽しい性格をしていますので、恋愛中はたくさんの素敵な思い出を作ります。そして喧嘩などもあまりしません。そのため結婚しても、幸せな時間を過ごしていくことができます。
ただし、一白水星も四緑木星も少し優柔不断な性格をしています。恋人になる時の相手への愛の告白、また結婚時のプロポーズの時は優柔不断な面が出てしまい苦労をしてしまうこともあるかもしれません。その様な時は、一白水星の方がリードして引っ張ってください。きっと上手くいくことでしょう。
お互いの優柔不断な性格をカバーしあっていくことができれば、末永く幸せな関係が続いていくことでしょう。
「一白水星と五黄土星の相性」
一白水星と五黄土星の相性は、あまり良くありません。あまり良くありませんというより、お互いの関係性によってはとても良くありません。九星気学では、相剋である殺気の関係になります。
お互いの字の如しで、一白水星の「水」の勢いを、五黄土星の「土」がせき止めてしまう関係になります。ということはつまり、五黄土星の存在が一白水星の魅力を消してしまう関係ということになります。
どの様なことに対しても柔軟に合わせられる一白水星。そして自分を一番と考えてしまい、融通が利かない五黄土星。そんなお互いの性格はまさに真逆です。真逆なのですから、お互いの関係性は良くありません。物事に対してはっきりと白黒つけたい五黄土星の人は、優柔不断な性格の一白水星の人にイライラしてしまうことも多いです。
恋愛や結婚では、力強く人生を切り開いていく五黄土星の人。その五黄土星に一白水星が合わせていく関係になります。性格的に強引な五黄土星に頼りになると感じるのですがその反面、一白水星は振り回されて疲れてしまうことがとても多いです。
しかし、そんなお互いが相性が良くない関係でも、しっかりとお互いの違いを理解しあうこと、そして尊重しあうことができれば良い関係を築くことも十分可能になります。夢見がちなロマンチックな一白水星と、現実主義なリアリストの五黄土星。お互いの恋愛観の違いもしっかりと理解しておきましょう。
一番は、程よい距離感を保ちながら相手を理解する努力をしていけば、お互いに持っていない部分で刺激を受けて飽きない関係を作り上げることも可能になるでしょう。
「一白水星と六白金星の相性」
一白水星と六白金星の相性は、とても良好な関係です。九星気学では、相生である生気の関係ですので、最高の相性でもあります。
六白金星の「金」が冷えると、一白水星の「水」をたくさん生み出して行きます。そのため、六白金星が一白水星の魅力を最大限に引き出してくれる存在ということになりますので、とても良好な関係でもあり一白水星にとっては自分自身の魅力を上げてくれる存在ですのでパワーをもらえます。
他にも一白水星にとって六白金星といいうのは、自分自身を大きく成長させてくれる存在になります。魅力を引き出してくれるだけではなく、大きく成長をさせてくれる関係性でもあります。そのため恋愛や結婚、友人や職場の仲間としても最高のパートナーになるでしょう。
一白水星と六白金星は、お互いを尊重します。ベストパートナーですので、お互いの長所を伸ばす、そして欠点を補うことができます。
活動的で積極性がある六白金星は、若い時は苦労することが多いようです。苦労するということは、それだけ努力家だという証です。そのため、苦労した人々の気持ちが分かる優しい心の持ち主でもあります。
一白水星も穏やかで思いやりがあります。そのためか六白金星とはとても愛情深い関係になります。恋愛や結婚などでも、とても良好な関係が永く続くと言われています。
意外にもプライドの高い六白金星。そんな六白金星にぐっと引っ張ってもらい、一白水星が裏方として上手く導いていくと良いでしょう。仮に喧嘩が起きてしまった時も、一白水星が身を引くとすぐに収まり仲直りが出来ます。
基本的にはとても相性良い関係ですから、それぞれがそれぞれを思いやる心を忘れなければ、幸せな関係が永く続くでしょう。
「一白水星と七赤金星の相性」
一白水星と七赤金星の相性は、良好な関係が築ける大吉です。
これは六白金星と同じ、相生の生気と呼ばれる素晴らしい関係になります。
七赤金星の「金」が一白水星の「水」をとても大きく増やしていく。そんな一白水星にとっては、七赤金星は自分自身を成長させてくれるとても有難い存在だと言えるでしょう。
一白水星も七赤金星もお互いに社交的で愛嬌がありまる。そのため会話も弾み、お互いに仲良く楽しい時間を過ごすことができる相性抜群の関係になります。
そのため恋愛に結婚、友人としても職場の仲間としても、職場の仲間としても良好な関係が築けるでしょう。
また、一白水星と七赤金星は、どちらも気遣いが出来る星になります。その場その場の空気を読むことに長けています。ですので、お互いに喧嘩をしたり衝突してしまうといったことがほとんどありません。仮に喧嘩になってしまったとしても、すぐに仲直りできるはずです。
恋愛や結婚を見てみると、自由奔放な性格の七赤金星に、一白水星が合わせていくことが多いようです。また七赤金星は、楽天的な性格ももっています。そのため、繊細なところがある一白水星は、七赤金星の楽観的で明るい部分に助けられることが多いでしょう。
七赤金星は、広く大きな器で受け止めてくれる一白水星に対して、安心して心を許せます。ですので、仮に結婚したとしても、お互いを尊重して永く愛し合える関係が続くでしょう。
「一白水星と八白土星の相性」
一白水星と八白土星の相性は、残念ながら良くありません。
九星気学では、相剋の殺気という関係になります。
相性が悪いため、一白水星の「水」の成長や勢いを、八白土星の「土」がまるでダムの様にせき止めてしまいます。八白土星は、一白水星にとって自分自身の魅力を奪ってしまう存在になります。
相性が悪いのですから、一白水星と八白土星では、性格もまるっきり違い正反対だと言えます。
とても柔軟で社交的な一白水星。それに対して、八白土星は真面目で一本筋が通っている様な性格でコミュニケーションが難しい社交下手です。
自分自身の気持ちを抑えてでも相手に合わせることができる一白水星に、とても好き嫌いが激しく自分の気持ちに素直で正直な八白土星は、一白水星の人というのは、とてもいい加減な人として写ってしまうことでしょう。
その一方で、社交的な一白水星からすると、八白土星は融通の利かない頑固で堅物な人として写ってしまうことだと思います。
また、恋愛や結婚の場合も、一白水星と八白土星では恋愛や結婚の価値観がまったく異なります。
価値観がまったく違うのですから、お互いがお互いに無理矢理に相手に合わせようとしてしまうと、ストレスが溜まってしまう一方です。
ただし良く言えば、お互いに無いものを持った刺激的な関係だともいえます。
無いものを持っている刺激的な関係なのですから、お互いが相手に対して必要以上に干渉したりしないこと。そして自分に対しての理解を求めなければ、とても新鮮で飽きることのない付き合いができるともいえます。
一白水星と八白土星が関係を良くするためには、良い距離感で付き合うこと、元々が違うタイプなんだと割り切って付き合っていくことが重要です。
「一白水星と九紫火星の相性」
一白水星と九紫火星の相性は、あまり良くない関係になります。
九星気学でいうところの、相剋の死気と呼ばれる関係です。
九紫火星の「火」の勢いを、一白水星の「水」が消してしまいます。水と火ですから、まさに相性が悪いことがイメージできるのではないでしょうか。
水と油の様に相性が悪い。そのため、一白水星が九紫火星の成長を止めてしまい、魅力を奪い去ってしまう関係になります。
一白水星と九紫火星では、当たり前ですが性格も水と油でお互いを理解しにくいでしょう。
とてもプライドが高く虚勢を張りやすい九紫火星に対して、一白水星は冷ややかな目で見てしまいます。
それとは反対に、とても社交的で相手に合わせることが得意な一白水星を、九紫火星は自分というものを持っていないとても面白くない人と思って見てしまいます。
また友人や職場の仲間としては、交流することが少なく仲良くなりにくいでしょう。
恋愛や結婚の場合は、お互いが違うタイプなので衝突してしまったりすることはあるのですが、違うタイプですのでどこか気になってしまう存在と感じます。
お互いが自分自身に無いものを持っている部分に魅力を感じて、付き合うカップルも多いようです。
喧嘩してしまうと、水が火を消すようおさめます。九紫火星は一白水星に勝てないことが多々あるようです。
九紫火星はプライドの高いタイプですから、一白水星に打ち負かされてばかりだと、当然ですが嫌になっていってしまいます。
一白水星は九紫火星はプライドの高い部分を理解して、九紫火星を尊重すると関係は上手くいくようですが、上手く行かないことの方が多いかもしれません。
元々が違ったタイプで刺激的な相手同士。お互いの性格や特徴をしっかりと理解して付き合うことができれば、楽しい付き合いができるのかもしれません。