六星占術(ろくせいせんじゅつ)は、日本で絶大な人気を誇った占い師・細木数子氏が体系化した、独自の運命判断法です。
この占術は、中国古来の易学や算命学、さらに陰陽五行思想などをベースに、日本人にもなじみやすい形で整理・体系化されたものとされています。
六星占術の最大の特徴は、全ての人を6つの「運命星」に分類して占うという点にあります。
その運命星とは──土星・金星・火星・天王星・木星・水星の6つです。
生年月日によって導き出される「運命数」と「星数」によって、自分がどの運命星に属するのかが決まり、それによって「あなたは〇〇人」と分類されるのです。
たとえば、「土星人」や「金星人」など、各星人ごとに性格的傾向や運命の流れが異なります。
さらに、その中でも特別な運命を持つとされるのが霊合星人(れいごうせいじん)です。霊合星人は、6つの基本的な運命星とは異なり、特定の条件下で現れる特別な存在とされており、通常の運命星にもう一つの要素が複合した形で分類されます。
たとえば、「土星人の霊合星人」や「金星人の霊合星人」といったように、二重の性質を持ち合わせており、その分運勢の振れ幅も大きく、個性的な人生を歩みやすいとも言われています。
また、六星占術では「陰(マイナス)」と「陽(プラス)」といった属性による影響や、12年ごとに巡ってくる運気のサイクル(種子・緑生・立花・健弱・達成・乱気・再会・財成・安定・陰影・停止・減退)も活用して、年ごとの運勢や人生の流れを細かく読み解くことができます。
ちなみに、それぞれの運命星には「相対する星人」とされるペアが存在しています。
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土星人 ⇔ 天王星人
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金星人 ⇔ 木星人
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火星人 ⇔ 水星人
この関係性は、相性占いや人間関係を読み解くうえでも重要な指針とされており、相手との距離感や付き合い方を知るヒントにもなります。
あなたがどの運命星に属しているのかを知ることは、今後の人生の運勢や運気の流れを把握する上で大きな手がかりとなります。
自分自身の特性を知り、人生の節目にどう向き合えば良いのか──六星占術はその答えを導く、心強い道しるべとなるでしょう。
目次
六星占術とは?早見表で自分を知る
「六星占術(ろくせいせんじゅつ)」とは、あなたが生まれ持った運命や性格、人生のサイクル、さらには他人との相性までを詳細に読み解くことができる、日本でも圧倒的な支持を誇る占術のひとつです。占い師・細木数子氏が提唱し、テレビや書籍などを通じて広く知られるようになったこの占術は、中国古来の陰陽五行や干支、十二運、算命学、易経などをベースに再構築された実践的な運命学でもあります。
六星占術では、すべての人間を6種類の「運命星(星人)」に分類し、それぞれに固有の性格傾向や人生の波を持っているとされます。あなたの生年月日から導き出される「運命数」「星数」によって、以下の6つのうち、どの星人に属するかが決まります。
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土星人(努力と規律の星)
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金星人(自由と快楽の星)
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火星人(直感と個性の星)
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天王星人(愛と奉仕の星)
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木星人(真面目と堅実の星)
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水星人(知性と商才の星)
さらに、特定の条件を満たした人だけが該当する「霊合星人(れいごうせいじん)」という特別な分類も存在します。霊合星人は、ひとつの運命星だけでなく、**対になるもう一つの星の影響も受ける“二面性を持つ存在”**として扱われ、他の人とは一線を画す運勢の流れを持つとされています。
早見表を使えば、自分の運命星が一目でわかる!
「自分がどの星人なのか分からない」「いちいち計算するのが面倒」という方におすすめなのが、六星占術の早見表です。これは、生年月日ごとにどの星人に属しているかが一覧で確認できる表で、初心者でも簡単に自分の運命星を見つけることができます。
たとえば「1987年7月15日生まれ」の人であれば、早見表から【水星人(プラス)】と判定できるように設計されています。また、六星占術では「プラス(陽)」と「マイナス(陰)」という属性も加味され、それぞれの星人に2タイプずつ存在します(例:土星人プラス・土星人マイナス)。
この「プラス・マイナス」によっても、性格や運勢の傾向、流れる運気のサイクルが微妙に異なるため、正確な判断をするためには、早見表をしっかり活用し、自分の生年月日に合った星人タイプを見極めることがとても大切です。
六星占術の診断は「運命星」+「運気サイクル」で読み解く
六星占術の奥深さは、「あなたは〇〇人です」で終わらない点にあります。実はこの占術、**12年周期で運気がめぐる「運命のサイクル」**が存在し、それによってその年の運勢、月運、日運まで詳細に読み取ることができるのです。
このサイクルは以下の12ステージで構成されています:
種子 → 緑生 → 立花 → 健弱 → 達成 → 乱気 → 再会 → 財成 → 安定 → 陰影 → 停止 → 減退
それぞれのステージには運気の“勢い”があり、例えば「達成」は最高潮の運気を迎える時期、「停止」は何をしても停滞しやすい注意の年など、それぞれの年に合わせた行動や判断が推奨されます。
つまり、自分の運命星を知るだけでなく、「今の自分がどの運気の流れにいるのか」を知ることが、六星占術を活用する最大の鍵なのです。
六星占術の早見表を活用して、人生の流れをつかもう
自分の星人タイプを把握することで、あなたの本質的な性格や行動パターン、さらには恋愛傾向や適職、金運や人間関係に至るまで、多角的に分析が可能となります。さらに、早見表によって簡単に「自分は何星人か」がわかれば、これからの人生の岐路で迷った時に、六星占術を指針として活用することができるでしょう。
今が「立花」の時期であれば、何か新しいことを始めるのに最適な年かもしれません。逆に「停止」や「陰影」の時期であれば、慎重に足元を固めることが大切なタイミングかもしれません。
人生には波があります。ですがその波を「偶然」として捉えるのではなく、「運命のリズム」として見抜き、活かす力が六星占術にはあります。
あなたもまずは、早見表で自分の運命星をチェックすることから始めてみませんか?
六星占術でわかる金星人の特徴とは?性格・行動パターン・注意点を徹底解説
六星占術において「金星人(きんせいじん)」は、自由と行動力を象徴する星のもとに生まれた人たちです。どんな場面でも自分らしく、型にはまらないライフスタイルを選び、「今この瞬間を楽しむ」ことに喜びを感じる傾向があります。
そんな金星人は、他の運命星と比べてとにかくフットワークが軽く、行動力抜群。考えるよりもまず動いてみるタイプで、好奇心に突き動かされて次々と新しいことに挑戦します。その軽やかなエネルギーは、まさに“自由奔放な探求者”といった印象を周囲に与えるでしょう。
自由主義の現代派:合理的で迷信を信じないリアリスト
金星人の大きな特徴のひとつは、「徹底した合理主義」です。
無駄を嫌い、理屈に合わないことは絶対に受け入れないという筋の通った論理的思考を持っており、伝統やしきたり、風習などにはあまり興味を示しません。特に「昔ながらのやり方」や「根拠のない迷信」などに対しては、冷ややかな目で見ることも。
その分、金星人は現代的な感性や流行に非常に敏感です。ファッションやカルチャー、テクノロジーなどの最先端情報をすぐにキャッチし、日常生活の中に自然に取り入れることができるセンスの持ち主。人より一歩先を行くスタイリッシュな印象を与えることが多いでしょう。
好奇心旺盛でアクティブ!すぐに行動に移すタイプ
金星人は、とにかく動くことが大好きです。「これが面白そう」と思えば、即行動。何事にもフットワーク軽く飛び込んでいきます。旅行、趣味、スポーツ、習い事──あらゆる分野に興味を持ち、行動の幅も広く、日々の生活を彩る好奇心にあふれています。
「とりあえずやってみよう」「まずは体験してから考えよう」というスタンスで人生を楽しむ金星人は、多くの人にとって刺激的な存在となります。友人・知人の間では、アイデアマンやムードメーカー的なポジションを担うことも多いでしょう。
行動力の裏に潜む“軽さ”と“判断ミス”への注意
しかし、このような抜群の行動力や自由な発想の裏には、計画性のなさや思慮の浅さといった影の部分も隠れています。じっくりと物事を考えたり、長期的な視野で判断するのが苦手なため、勢い任せで動いた結果、大切な場面でミスをしてしまう傾向があるのです。
特に「ここ一番」という人生の分岐点では、慎重さを欠いた判断により、大きな失敗を招く可能性もあります。周囲からは「軽い」「本気を出せばすごいけど、ちょっと信用できないかも」と思われやすく、信頼関係を築くのにやや時間がかかる傾向があります。
また、表面的な印象が良くても、内面の深みを見せることが少ないため、深い人間関係を築くことがやや苦手。恋愛や仕事においても、第一印象は良いのに長続きしない…というパターンに陥りやすい傾向があります。
金星人が輝くためのヒントと開運ポイント
金星人がその魅力を最大限に発揮するには、「衝動的な行動の前に一呼吸おく」習慣を持つことがカギとなります。
また、**信頼されるためには“結果を出す”ことよりも“継続して努力する姿勢”**を見せることが大切です。どんなに能力があっても、行動が軽く見えるだけで評価は下がりがち。意識して“芯のある自分”を見せていく努力が運気を安定させてくれます。
さらに、日常生活においては「スケジュール管理」や「目標設定」などの習慣化も非常に効果的。持ち前のフットワークの軽さと組み合わせれば、**実行力と計画性を兼ね備えた“無敵の金星人”**へと成長できるでしょう。
金星人は“自由”を武器に人生を彩る行動派
六星占術における金星人は、自由な発想力と行動力に満ちた天性のチャレンジャーです。どんな場面でも自分らしく、風のように軽やかに生きていけるそのスタイルは、多くの人の憧れでもあります。
ただし、その軽やかさが裏目に出ることもあります。だからこそ、少しだけ“地に足をつける”意識を持つことで、人生の信頼度や安定感が大きく高まっていくはずです。
自分の運命星が金星人だと分かった方は、まずはその“軽やかなエネルギー”を肯定し、自分らしく活かす方法を見つけてみてください。
金星人として生まれたことは、この人生を楽しく生きるための才能そのものなのです。
六星占術 霊合星人とは?二重の性質を持つ特別な存在
六星占術において“霊合星人(れいごうせいじん)”とは、特定の生年月日を持つ人だけが該当する特別な運命星の持ち主です。霊合星人は、6つの基本運命星(木星人・水星人・金星人・土星人・天王星人・火星人)のうち、自分の本命星と、その対極にあるもう一つの運命星の影響も受けているという特徴があります。
たとえば、「土星人(プラス)の霊合星人」であれば、天王星人(マイナス)の性質を同時に持つことになります。そのため、性格に“二面性”があり、柔軟性が高く、独特な魅力を放つ人物が多いとされています。
ただし、運気のバランスも非常に繊細。良い運気と悪い運気が複雑に絡み合いやすく、感情や行動に一貫性を持たせることが課題となることも。霊合星人にとっての人生は“二つの運命”を統合する旅とも言えるでしょう。
天王星人の特徴|奉仕精神と平和主義に満ちた心優しき星
天王星人は、愛と奉仕、そして平和を何よりも大切にする運命星です。人との調和を何よりも重んじ、争いを避け、常に誰かの役に立とうとする優しい心の持ち主。人間関係においては控えめで、自己主張よりも“支える側”に回ることが多い傾向があります。
また、天王星人は堅実で真面目な一面を持ちつつ、どこか“抜け感”のある雰囲気もあり、周囲からは「癒し系」「安心感がある人」として愛されるタイプです。感受性が強く、芸術や文学、自然とのつながりに癒されやすい傾向もあります。
一方で、人に合わせすぎるがゆえに、自分の本音を抑え込んでしまいがち。ストレスを内に溜め込みやすい点には注意が必要です。
土星人の性格と行動傾向|真面目で努力家、でも不器用な一面も
土星人は、六星占術の中でも最もストイックで真面目な運命星。何事にも地道に取り組み、努力を重ねてコツコツと結果を出していく実力派タイプです。伝統や道徳、ルールを重んじるため、信頼感があり、“安定”という言葉がよく似合う人物です。
ただし、柔軟性に欠ける面もあり、突発的な変化には弱い傾向があります。頑固さや融通の利かなさが短所として表れることも。また、他人の助けを借りるのが苦手で、何でも一人で抱え込んでしまう傾向があり、周囲とのコミュニケーションに課題を抱えるケースもあります。
“努力は裏切らない”という価値観のもと、長期的に人生を設計できるのが土星人の強みです。
水星人の特徴|知性とビジネスセンスを併せ持つ現実派
水星人は、知識欲が強く、頭脳明晰な論理タイプ。六星占術においては「商才と情報の星」と呼ばれ、ビジネスや交渉ごとに強みを発揮します。数字やデータ、戦略といった“計算された思考”に長けており、起業家や専門職に向く星とも言われています。
人間関係ではややドライで、情に流されるよりは理屈で判断する傾向があります。そのため、“付き合いやすいが本音が見えづらい”という印象を与えることも。
また、自由を何より大切にし、縛られることを極端に嫌う一面も。人から強制されると一気にやる気を失うタイプなので、仕事でもプライベートでも“選択権を自分に持たせる環境”が大事です。
金星人の特徴|自由奔放な行動派、でも少し軽率?
金星人は、明るくフットワーク軽く、自由をこよなく愛するタイプです。何ごとも楽しさ重視で、理屈よりも“フィーリング”で生きる行動派。常に変化を求め、新しいものや流行に敏感。現代的な感性に優れており、ファッションやエンタメにも強い関心を持っています。
ただし、深く考えることが苦手で、勢いだけで突っ走ってしまう傾向も。恋愛や仕事で“ここ一番”という場面に弱く、軽率な行動でチャンスを逃すこともあります。
それでも、金星人の最大の魅力は“人を惹きつけるエネルギー”と“今を楽しむ才能”。物事を深刻にとらえすぎず、軽やかに行動できる強みを活かすことが、金星人が人生を成功に導くカギとなるでしょう。
火星人の特徴|直感と個性で突き進む孤高のカリスマ
火星人は、六星占術における“独立心”と“鋭い感性”を象徴する星。直感力に優れ、独自の価値観を貫く傾向が強く、他人と同じことを嫌う孤高の存在です。芸術的センスや創造性にあふれ、ファッションや音楽などの分野で突出する人も多いでしょう。
一方で、集団行動が苦手で、孤立することもしばしば。自分の世界を大切にしすぎるあまり、周囲との摩擦が生まれやすいのが弱点です。ただし、それさえも“個性”として貫ける力があるのが火星人の魅力。
人に左右されない生き方を望む人、クリエイティブな仕事に就く人にとっては、非常にパワフルな運命星です。
まとめ:自分の星を知ることが、人生のヒントになる

六星占術は、あなたの性格・運命・相性・人生の流れを読み解くための“羅針盤”のような存在です。
6つの基本星人と霊合星人、それぞれに個性と運命の波があり、自分がどの星に属しているのかを知ることで、人間関係・仕事・恋愛・タイミングの見極めに役立てることができます。
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自由と行動の「金星人」
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知性と商才の「水星人」
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ストイックで努力家の「土星人」
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癒しと平和の「天王星人」
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感性と孤高の「火星人」
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複数の運命を併せ持つ「霊合星人」
どの星にも長所と短所があり、それをどう活かすかが人生を大きく左右します。
六星占術を活用し、“自分という人生”をより深く理解する第一歩として、ぜひご活用ください。