四柱推命の十二運星の一つに養があります。
四柱推命の中でも需要な十二運星。それぞれに性格や意味があるわけです。
養とは、食べ物によって自分自身の肉体に力をつけていくことを意味しています。また、周りに力を与える意味もあります。他にも心を豊かにするという意味も持っています。
そんな十二運星の「養」の性格や意味を見ていきましょう。
目次
日干から求める十二運星の「養」
日干から求める場合ですと、年柱・月柱・日柱・時柱と四つのものから求めて行きます。
十二運星の長生もそれぞれの日干からみて全く違うそれぞれの性格や意味を持っています。
養が年柱にある場合
周囲の人からとても愛され、社交面が活発で、人気者となります。また、代々養子の家系とされ、親との縁が薄くなる傾向もあります。そのため自分自身も養子に行くことがあります。
養が月柱にある場合
交友面にはとても恵まれていますが、色情トラブルを起こしやすく、中年期以降は注意を要します。
養が日柱にある場合
落ち着きがありソフトなムードを持っています。とても交際上手ですが、色情面で失敗しやすい傾向があり、特に男性は浮気性です。そのため結婚後にトラブルを生じやすくなります。
養が時柱にある場合
家庭は円満で安泰となります。子供運にも恵まれて、幸福が得られます。しかし、他柱にも「養」があると、子供縁に恵まれないことがあります。
運命星につく「養」
四柱推命それぞれ十の運命星につく場合の「養」自身の運勢を見ていきましょう。
十二運星と十の運命星が合わさるとどの様な形をあらわしていくのでしょうか?
比肩星と養
兄弟が離ればなれに育つことがあります。また、自力で運を切り開いていく暗示を持っています。
劫財星と養
兄弟がいてもあまり力にはなってくれない暗示が出ています。また夫婦縁は変わりやすく、夫婦間にトラブルを生じやすいでしょう。
食神星と養
安泰な家庭に生まれます。望外な幸せとはいきませんが、恩恵があり、福分が得られます。女性は子供運がとてもよく、よい子供を授かることでしょう。
傷官星と養
祖母や叔母に養育されることがありますが、比較的安泰で苦労は少ないほうでしょう。女性は、夫運にはあまり恵まれません。ですが、子供運にはとても恵まれます。
偏財星と養
父は養子か、そうでなくても母方の世話になったりしています。そのため父の力が弱い傾向があります。本人も養子になったり、人の世話を受けたりする暗示を持っています。男女とも良縁に恵まれていて、時柱にあれば晩年には財産に恵まれます。
正財星と養
財力のある家に生まれることが多いようです。結婚運も良好ですが、男性で日干が丁や乙の人は、妻のことで苦労をしてしまうことが多くあるようです。
偏官星と養
平均的な家庭に生まれることが多いようです。発達気運を備えています。女性は発展性のある夫に巡り会うことができるでしょう。
正官星と養
堅実な努力家のため引き立て運もあり、徐々に発展する暗示を持っています。女性は成功運のある夫との出会いが期待できることでしょう。
偏印星と養
両親のいずれかと縁が薄い傾向があります。他家で養育されることもあり、女性は子供縁も薄くなってしまう傾向です。芸術・学術方面での発展気運を備えています。
印綬星と養
手堅い職業について発展する気運を持っています。実母との縁が深い人が多いようです。
養を動物占いで表すと…?
養を動物占いで表すと、「小鹿」になります。
まさに小鹿、生まれたばかりの赤ん坊のような精神性を持っているのが特徴です。その状態から受け身で無条件で愛されるべき存在だと言ってもいいでしょう。
生まれたばかりの赤ん坊のようですから、少しくらいわがままなことやダメなことがあっても、しょうがなく許してもらえる存在とも言えます。そのためか困ったときに援助の手が伸びてくることが多くあります。
周りからの援助が得られる、周りが自分を生かしてくれると言ってもいいでしょう。